家事代行サービスの選び方料金・作業範囲・鍵預かりの確認ポイント


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家事代行サービスでは、掃除、洗濯、料理、買い物など、日常的な家事の一部を依頼できます。

仕事や育児で家事の時間を確保しにくいときだけでなく、必要な作業を一時的に依頼したいときにも利用できます。

ただし、対応できる作業、料金、最低利用時間、スタッフの交代、鍵の預かり、破損時の補償などは、サービスやプランによって異なります。

料金だけで選ぶと、希望していた作業が対象外だったり、交通費や指名料などが追加されたりする場合があります。

この記事では、家事代行サービスを申し込む前に確認したい9つのポイントを紹介します。

この記事でわかること

  • 依頼できる作業の確認方法
  • 単発利用と定期利用の違い
  • 料金と追加費用の見方
  • スタッフの選定や交代条件
  • 鍵を預ける場合の確認事項
  • 家財の破損や紛失が発生した場合の対応
  • キャンセルや解約の条件
  • 当日までに準備しておきたいこと
  • 家事代行とハウスクリーニングの違い

依頼できる作業を確認する

最初に、依頼したい家事がサービスの対象になっているか確認します。

家事代行サービスで対応していることがある作業には、次のようなものがあります。

  • 部屋の掃除
  • 掃除機がけ
  • 床の拭き掃除
  • 水回りの日常的な掃除
  • 洗濯
  • 洗濯物を干す
  • 洗濯物をたたむ
  • アイロンがけ
  • 食器洗い
  • 料理
  • 作り置き
  • 買い物
  • 整理整頓
  • ごみ出し
  • ベッドメイク

実際に依頼できる作業は、事業者、プラン、スタッフ、利用時間などによって異なります。

次のような作業は、対象外または別料金になる場合があります。

  • 専門的なエアコン洗浄
  • 換気扇の分解洗浄
  • 高所での作業
  • 重い家具の移動
  • 危険を伴う作業
  • 医療行為や介護行為
  • 子どもの送迎
  • ペットの世話
  • 屋外作業
  • 大量のごみの処分
  • 害虫や害獣への対応
  • 貴重品や高価な品物の手入れ

申し込み前に「掃除をお願いしたい」と伝えるだけでなく、掃除する場所、広さ、汚れの状態、優先順位まで伝えましょう。

依頼内容が多い場合、利用時間内にすべての作業が終わらないこともあります。

最も優先したい作業と、時間が余った場合に依頼したい作業を分けて伝えると、希望を整理しやすくなります。

単発利用と定期利用を比較する

家事代行サービスには、必要なときだけ申し込む単発利用と、決まった頻度で利用する定期利用があります。

単発利用が向いている場合

  • 初めてサービスを試したい
  • 来客前だけ掃除を依頼したい
  • 引越し前後に家事を手伝ってほしい
  • 忙しい時期だけ利用したい
  • 定期契約をする前に内容を確認したい

定期利用が向いている場合

  • 毎週または隔週で利用したい
  • 決まった家事を継続的に依頼したい
  • 同じスタッフを希望したい
  • 家事の負担を定期的に減らしたい
  • 不在時にも作業を依頼したい

定期利用は、単発利用とは料金や最低利用回数が異なる場合があります。

確認したい項目は次のとおりです。

  • 利用頻度
  • 1回あたりの利用時間
  • 最低利用期間
  • 契約の更新方法
  • 利用日の変更
  • 一時休止
  • 解約の申出期限
  • 解約手数料
  • スタッフの固定
  • 不在時の利用

定期契約を申し込む前に、単発利用やお試しプランで作業内容や連絡方法を確認する方法もあります。

ただし、「お試し」と表示されたプランでも、利用条件や対象者が限定されている場合があります。申し込み前に料金と契約条件を確認してください。

料金と追加費用を確認する

家事代行サービスの料金を比較するときは、時間単価だけでなく、利用するために必要な費用を含む総額を確認します。

費用項目確認する内容追加費用が発生する例
基本料金1時間または1回の料金利用時間の延長
最低利用時間1回に必要な時間最低時間未満では利用できない
交通費スタッフ1人あたりの費用訪問ごとに加算
入会金初回契約時の費用会員制サービス
年会費・月会費継続利用に必要な費用定期契約
指名料スタッフを指定する費用特定スタッフの指名
鍵預かり料鍵を保管する費用不在時の定期利用
延長料金予定時間を超えた場合作業追加や終了遅延
キャンセル料変更・取消しの費用所定の期限後の取消し
買い物代食材や日用品の実費料理・買い物代行

※料金項目は事業者やプランによって異なります。

例えば、時間単価が低く見えるサービスでも、最低利用時間、交通費、会費などを加えると支払総額が変わる場合があります。

料金を比較するときは、次の条件をそろえましょう。

  • 利用する曜日
  • 利用時間帯
  • 1回の利用時間
  • 単発・定期
  • 交通費
  • スタッフの人数
  • 鍵の預かり
  • 指名の有無
  • 必要な道具
  • キャンセル条件

料理代行や買い物代行では、食材費、交通費、買い物時間などの扱いも確認してください。

最終的な料金は、申し込みを確定する前の画面、見積書または契約書で確認しましょう。

スタッフの選定方法を確認する

家事代行サービスには、事業者がスタッフを手配する形式と、利用者が登録スタッフを選ぶ形式があります。

確認したい項目は次のとおりです。

  • スタッフの選定方法
  • 採用時の確認事項
  • 研修の内容
  • 得意な作業
  • 対応可能な曜日
  • 対応可能な時間
  • 料理への対応
  • ペットがいる家庭への対応
  • 男性・女性スタッフの希望
  • スタッフの指名
  • スタッフの交代
  • 欠勤時の代替スタッフ

研修を受けたスタッフであっても、作業の進め方や仕上がりに対する感じ方には個人差があります。

「必ず満足できる」「誰が来ても同じ品質」とは限らないため、初回は依頼内容や希望を具体的に伝えることが大切です。

スタッフとの相性や作業方法が合わない場合に、担当者を変更できるかも確認しましょう。

スタッフを個人で選ぶ形式では、予約サイトや運営会社が契約当事者になるのか、スタッフ本人と契約するのかを確認してください。

トラブル時の問い合わせ先や補償の主体が、サービスの仕組みによって異なる場合があります。

鍵の預かりと不在時利用を確認する

定期的に家事代行を利用する場合、利用者が不在の間に作業を依頼できるサービスがあります。

不在時利用では、自宅の鍵を事業者やスタッフへ預ける場合があります。

鍵を預ける前に、次の項目を確認してください。

  • 鍵の保管場所
  • 鍵の管理方法
  • 識別番号の付け方
  • スタッフへの受け渡し方法
  • 複製防止の取り組み
  • 紛失時の対応
  • 鍵交換費用の扱い
  • 預かり料金
  • 返却方法
  • 契約終了後の返却時期
  • オートロックへの対応
  • 警備システムの操作

鍵に住所や氏名が分かる表示を付けるかどうかも確認しましょう。

不在時に作業してもらう場合は、入室できる部屋、触れてよい物、開けてよい収納、使用してよい道具などを事前に決めておくことが大切です。

防犯カメラを設置している場合は、設置場所や利用目的について、必要に応じて事業者へ伝えてください。

契約終了時には、預けた鍵が返却されたことを確認しましょう。

破損・紛失時の補償を確認する

掃除や料理などの作業中に、家具、食器、床、壁、家電などが破損する可能性があります。

契約前に、損害が発生した場合の連絡方法と補償条件を確認します。

  • 損害賠償保険への加入
  • 補償の対象
  • 補償の上限
  • 自己負担額
  • 経年劣化の扱い
  • 高価な品物の扱い
  • 現金や貴重品の扱い
  • 申告期限
  • 必要な写真や書類
  • 修理と弁償の判断方法
  • 運営会社とスタッフの責任範囲
  • 補償対象外となる条件

保険へ加入している事業者であっても、すべての損害が補償されるとは限りません。

古い家具や家電、通常の使用でも破損しやすい物、高価な美術品などは、補償対象外になる場合があります。

作業前に、次のような物を安全な場所へ移動しておきましょう。

  • 現金
  • 通帳
  • 印鑑
  • 貴金属
  • 高価な時計
  • 壊れやすい食器
  • 美術品
  • 重要書類
  • 個人情報を含む書類
  • 小さく紛失しやすい物

破損や紛失に気付いた場合は、発見した状態を写真で記録し、速やかに事業者へ連絡してください。

国民生活センターの案内でも、清掃サービスで破損などが発生した場合は、契約書に記載された事業者の対応や補償を確認することが案内されています。

道具と洗剤の準備方法を確認する

家事代行では、利用者の自宅にある掃除道具や洗剤を使用する場合があります。

事業者が道具を持参するサービスもありますが、別料金になる可能性があります。

利用前に確認したい項目は次のとおりです。

  • 掃除機
  • 雑巾やクロス
  • スポンジ
  • ブラシ
  • バケツ
  • ゴム手袋
  • ごみ袋
  • 洗剤
  • 調理器具
  • 保存容器
  • 食材
  • 道具の持参料金

使用してほしくない洗剤や、使用方法に注意が必要な家電がある場合は、事前に伝えてください。

素材に合わない洗剤を使うと、床、家具、水回り設備などを傷める可能性があります。

洗剤の使用方法や対象素材が分かるようにし、必要な場合は取扱説明書も準備しましょう。

料理を依頼する場合は、次の情報も伝えます。

  • 使用できる食材
  • 食物アレルギー
  • 苦手な食材
  • 調味料
  • 保存方法
  • 希望する量
  • 食べる予定の日時
  • 加熱や再加熱の方法

家事代行スタッフは医療上の判断を行う立場ではありません。食物アレルギーなど重要な条件がある場合は、対応可能かを事前に事業者へ確認してください。

キャンセル・変更・解約条件を確認する

予約後に予定が変わる可能性がある場合は、キャンセルや変更の条件を確認します。

  • 無料でキャンセルできる期限
  • キャンセル料
  • 日時変更の方法
  • スタッフ変更の扱い
  • 当日のキャンセル
  • 訪問後に作業できなかった場合
  • 利用者が不在だった場合
  • 災害や交通障害時の扱い
  • 定期契約の休止
  • 定期契約の解約
  • 解約の申出期限
  • 最低利用期間
  • 違約金や事務手数料

定期契約を解約する場合、次回の訪問日だけをキャンセルする手続きと、契約自体を終了する手続きが分かれていることがあります。

事業者へ連絡しただけで手続きが完了するのか、マイページなどで操作が必要なのかも確認してください。

電話で解約する場合は、連絡日時、担当者名、説明された内容を記録しておきましょう。

解約後は、鍵の返却、未使用料金の精算、個人情報の取り扱いなども確認してください。

作業当日までに希望を整理する

家事代行を利用する前に、依頼内容と優先順位を整理します。

伝えておきたい内容

  • 掃除してほしい場所
  • 触れてほしくない場所
  • 開けてよい収納
  • 使用してよい道具
  • 使用してよい洗剤
  • ごみの分別方法
  • 洗濯物の扱い
  • 食器や調理器具の収納場所
  • ペットの有無
  • 在宅する人
  • オートロックの入館方法
  • 緊急時の連絡先

作業時間が限られている場合は、優先順位を付けて依頼しましょう。

例えば、次のように分ける方法があります。

  1. 必ずお願いしたい作業
  2. 時間があればお願いしたい作業
  3. 今回は行わなくてよい作業

作業終了時には、依頼した内容がどこまで終わったか確認します。

気になる点がある場合は、時間を置かずに事業者へ連絡してください。

家事代行とハウスクリーニングの違い

家事代行とハウスクリーニングでは、一般的に作業内容や料金の決まり方が異なります。

比較項目家事代行ハウスクリーニング
主な作業日常的な掃除・洗濯・料理など専門的な清掃
料金の決まり方時間単位が中心清掃場所や作業内容が中心
使用する道具利用者宅の道具を使う場合がある専門の機材や洗剤を使う場合がある
対応例掃除機がけ、片付け、洗濯エアコン、換気扇、浴室など
利用方法単発・定期必要な場所ごとの依頼が中心

※実際のサービス内容は事業者やプランによって異なります。

日常的な部屋の掃除や洗濯を手伝ってほしい場合は、家事代行が候補になります。

エアコンの内部洗浄や換気扇の分解洗浄など、専門的な作業を依頼したい場合は、ハウスクリーニングが候補になります。

ただし、サービス名だけでは作業範囲を判断できません。依頼したい作業が対象になっているか、各事業者へ確認してください。

初回利用前チェックリスト

  • 依頼したい作業が対象か確認した
  • 対象外の作業を確認した
  • 単発と定期の条件を比較した
  • 最低利用時間を確認した
  • 交通費などを含む総額を確認した
  • スタッフの選定方法を確認した
  • スタッフの交代条件を確認した
  • 鍵の管理方法を確認した
  • 破損や紛失時の補償を確認した
  • 使用する道具と洗剤を確認した
  • キャンセル条件を確認した
  • 定期契約の解約条件を確認した
  • 触れてほしくない物を移動した
  • 貴重品を安全な場所へ保管した
  • 作業の優先順位を整理した
  • 契約書や利用規約を保存した

契約内容や請求、解約、補償について事業者との話し合いで解決できない場合は、消費者ホットライン188を通して、地域の消費生活相談窓口へ相談できます。

まとめ

家事代行サービスを選ぶときは、料金だけでなく、作業範囲、最低利用時間、交通費、スタッフの選定方法、鍵の管理、破損時の補償、キャンセル・解約条件を確認することが大切です。

「掃除をお願いしたい」だけでは、利用者が期待する作業と、サービスが対応できる作業に違いが生じる場合があります。

掃除する場所、優先順位、触れてほしくない物、使用してよい道具などを具体的に伝えましょう。

不在時に利用する場合は、鍵の管理方法、紛失時の対応、契約終了後の返却方法も確認してください。

保険へ加入している事業者でも、すべての破損や紛失が補償されるとは限りません。補償規定を確認し、現金や貴重品などは作業場所から移動しておきましょう。

専門的な清掃を依頼したい場合は、「ハウスクリーニング業者の選び方|料金・作業範囲・補償の確認ポイント」も参考にしてください。

衣類のクリーニングを依頼したい場合は、「宅配クリーニングの選び方|料金以外に確認したい7つのポイント」も参考にしてください。

掲載内容は2026年7月26日時点で確認した一般的な情報をもとに作成しています。料金、作業範囲、スタッフ、鍵の管理、補償、キャンセル・解約条件などは、事業者やプランによって異なる場合があります。申し込み前に、各事業者の最新情報、利用規約、契約書、補償規定をご確認ください。


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