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ホテルを選ぶとき、口コミの総合評価だけを見て決めていませんか。
評価が高いホテルでも、
- 部屋から大浴場まで遠い
- 駐車場が離れている
- 周囲の音が聞こえやすい
- 食事会場が混雑する
など、自分にとって気になる点がある場合があります。
口コミを見るときに大切なのは、評価点の高さよりも、自分と同じ条件で宿泊した人の具体的な感想を探すことです。
ホテルの口コミは、次の順番で確認すると効率的です。
- 新しい口コミを確認する
- 自分と同じ旅行目的の口コミを探す
- 部屋・食事・風呂などの項目別評価を見る
- 低評価の内容が繰り返されていないか確認する
- 投稿写真とホテルからの返信を見る
口コミは個人の感想であり、同じホテルでも感じ方は異なります。
一つの投稿だけで判断せず、複数の口コミに共通する内容を探しましょう。
口コミは総合評価だけで決めない
ホテル予約サイトでは、総合評価や項目別評価を確認できます。
ただし、評価の基準は予約サイトによって異なる場合があります。
じゃらんnetでは、口コミ評価において「普通」が3.0の基準と案内されており、掲載される口コミには投稿者の主観が含まれることも明記されています。
そのため、4.0以上なら必ず満足できる、3.5なら避けるべき、という単純な判断はできません。
同じ評価でも内容は異なる
例えば、総合評価が同じ4.2のホテルでも、評価の内訳が次のように違うことがあります。
| ホテル | 部屋 | 食事 | 風呂 | 接客 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| ホテルA | 4.6 | 3.8 | 3.7 | 4.5 | 客室の快適さを重視する人 |
| ホテルB | 3.8 | 4.7 | 4.6 | 4.0 | 食事と温泉を重視する人 |
総合点だけでなく、自分が重視する項目の評価を確認しましょう。
ホテルの口コミで確認したい10項目
口コミは、次の10項目を中心に確認します。
| 確認項目 | 口コミで見る内容 |
| 投稿日 | 最近の宿泊内容か |
| 利用目的 | 家族旅行、夫婦旅行、一人旅、出張など |
| 部屋タイプ | 和室、洋室、ツイン、眺望、広さなど |
| 清潔さ | 水回り、寝具、床、においなど |
| 騒音 | 廊下、隣室、道路、空調などの音 |
| 食事 | 量、内容、混雑、提供時間など |
| 風呂 | 温度、広さ、混雑、客室からの距離など |
| 館内移動 | 階段、エレベーター、通路の長さなど |
| 駐車場 | 料金、広さ、宿からの距離など |
| ホテルの返信 | 問題への対応や改善状況 |

1.投稿日を確認する
口コミでは、最初に投稿日を確認します。
数年前の投稿では、現在と設備やサービス内容が異なっている可能性があります。
ホテルでは、次のような変更が行われることがあります。
- 客室の改装
- 食事内容の変更
- 大浴場の改修
- 駐車場の変更
- チェックイン方法の変更
- アメニティの提供方法の変更
古い口コミをすべて無視する必要はありません。
ただし、最近の口コミと内容が違う場合は、新しい投稿を優先して判断しましょう。
2.自分と同じ旅行目的の口コミを探す
同じホテルでも、利用目的によって評価は変わります。
夫婦や大人だけの旅行
- 館内の静かさ
- 食事内容
- 温泉
- 部屋からの眺望
子ども連れの旅行
- 子ども向けの食事
- ベッドの配置
- 貸切風呂
- 館内設備
高齢者との旅行
- 館内の段差
- エレベーター
- 大浴場までの距離
- 食事会場の椅子
- ベッドのある客室
車での旅行
- 駐車場の場所
- 駐車料金
- 道路の狭さ
- 冬季の道路状況
自分と旅行条件が近い人の口コミほど、参考にしやすくなります。
3.宿泊した部屋タイプを確認する
同じホテルでも、宿泊する客室によって印象が大きく異なります。
口コミでは、次の条件を確認しましょう。
- 本館か別館か
- 新館か旧館か
- 和室か洋室か
- ベッドか布団か
- 低層階か高層階か
- 山側か海側か
- 風呂付きか風呂なしか
「部屋がきれいだった」という口コミでも、自分が予約する部屋と別の客室である可能性があります。
予約する予定の部屋名と、口コミに書かれている部屋タイプを照らし合わせます。
4.清潔さは具体的な場所を見る
「きれい」「古い」という表現だけでは、実際の状態が分かりにくいことがあります。
口コミでは、どの場所について書かれているのかを確認します。
- 浴室
- トイレ
- 洗面台
- 寝具
- カーペット
- エアコン
- 窓
- 大浴場
- 食事会場
建物が古くても、清掃が行き届いているホテルはあります。
反対に、新しいホテルでも、特定の場所について清掃に関する指摘が続いている場合があります。
5.音に関する口コミを確認する
音の感じ方には個人差がありますが、静かに過ごしたい人は必ず確認したい項目です。
特に、次の表現を探します。
- 隣の部屋の声が聞こえた
- 廊下を歩く音が聞こえた
- 道路や電車の音が気になった
- エレベーターの近くで音がした
- 空調の作動音が大きかった
- 食事会場や宴会場の音が聞こえた
同じ指摘が複数の口コミで見つかる場合は、部屋の場所や建物の構造が関係している可能性があります。
音が気になる人は、予約前にホテルへ静かな部屋を希望できるか相談する方法もあります。
6.食事は量と内容を分けて見る
「食事がおいしかった」という評価だけでなく、具体的な内容を確認します。
- バイキングか会席料理か
- 品数
- 料理の量
- 地元の料理があるか
- 温かい料理が温かい状態で提供されたか
- 食事会場の混雑
- 料理の補充
- 朝食の開始時間
- 子ども向け料理
- アレルギー対応
食事の評価は、宿泊プランや時期によって異なる場合があります。
自分が予約するプランと同じ食事内容の口コミを探しましょう。
7.風呂は広さだけでなく移動も確認する
温泉旅館では、大浴場の評価だけでなく、客室からの移動も重要です。
- 客室から大浴場まで遠くないか
- 階段があるか
- エレベーターを利用できるか
- 脱衣所が狭くないか
- 洗い場の数は十分か
- 混雑する時間帯はいつか
- 露天風呂まで階段があるか
- タオルを部屋から持参するか
高齢者や足腰に不安がある人が同行する場合は、特に確認しておきましょう。
観光庁の旅館案内でも、旅館には段差が設けられている場合があり、高齢者が宿泊するときは、予約時に宿へ希望を伝えることが案内されています。
8.駐車場の口コミを確認する
公式サイトに「駐車場あり」と書かれていても、使いやすいとは限りません。
口コミでは、次の点を確認します。
- 駐車場が無料か有料か
- 予約が必要か
- ホテルの敷地内にあるか
- 駐車場から玄関まで遠くないか
- 車幅が狭くないか
- 大型車でも利用できるか
- 坂道や狭い道路があるか
- 荷物を下ろす場所があるか
特に温泉地や市街地のホテルでは、宿泊施設と駐車場が離れている場合があります。
9.低評価口コミは内容の繰り返しを確認する
低評価の口コミが一件あるだけで、そのホテルを候補から外す必要はありません。
確認したいのは、同じ内容が何度も書かれているかです。
一時的な可能性がある口コミ
- 宿泊日に工事が行われていた
- 一時的に設備が故障していた
- 特定のスタッフの対応に関する内容
- 悪天候や交通事情の影響
- 利用者の希望とプラン内容が合っていなかった
繰り返し確認したい口コミ
- 部屋のにおい
- 水回りの清掃
- 隣室や廊下の騒音
- 駐車場の使いにくさ
- 食事会場の混雑
- 大浴場までの長い移動
- Wi-Fiのつながりにくさ
消費者庁も、口コミは商品やサービスを探す際に便利である一方、口コミの内容だけに頼りすぎないよう注意を促しています。

10.ホテルからの返信を見る
口コミに対するホテル側の返信も参考になります。
特に、低評価口コミへの返信を確認しましょう。
確認したい返信内容
- 問題の内容を把握しているか
- 利用者への謝罪があるか
- 改善内容が具体的に書かれているか
- 設備上対応できないことを説明しているか
- 形式的な定型文だけになっていないか
問題が発生したことだけでなく、その後にホテルがどのように対応したかを見ることで、運営姿勢を判断しやすくなります。
投稿写真も確認する
ホテルが掲載している公式写真は、客室や館内がきれいに見えるよう撮影されています。
口コミに投稿写真がある場合は、次の場所を確認しましょう。
- 客室全体
- ベッド周辺
- 浴室とトイレ
- 窓からの眺望
- 食事
- 大浴場
- 駐車場
- ホテルの外観
- 館内通路
ただし、写真の撮影時期や部屋タイプが分からない場合もあります。
写真だけで決めず、口コミ本文や公式サイトの説明もあわせて確認しましょう。
楽天トラベルの宿泊施設ページでは、宿泊者による口コミの投稿日や投稿画像・動画が表示される場合があります。
良い口コミにも注意が必要
高評価口コミも、評価点だけでなく内容を確認します。
次のような短い投稿だけでは、具体的な宿泊状況が分かりません。
- 最高でした
- また泊まりたいです
- とても良かったです
- 文句なしです
参考にしやすいのは、良かった点が具体的に書かれている口コミです。
具体的な口コミの例
- エレベーターから近い部屋で移動しやすかった
- 夕食は量が多く、地元の料理も楽しめた
- 駐車場が玄関前にあり、荷物を運びやすかった
- 大浴場は午後8時頃に混雑していた
- 古い建物だったが、水回りはきれいに清掃されていた
自分が知りたい情報を含んでいる口コミを優先しましょう。
5分でできる口コミ確認手順
すべての口コミを読む必要はありません。
次の手順なら、短時間でも必要な情報を確認できます。
手順1:最近の口コミを5件読む
まずは直近の投稿を確認し、現在の設備やサービスの傾向をつかみます。
手順2:低評価口コミを3件読む
低評価の理由が、自分にとって問題になる内容か確認します。
手順3:自分の条件で検索する
口コミページ内で、次のキーワードを探します。
- 駐車場
- 高齢者
- エレベーター
- 階段
- 騒音
- 清掃
- 朝食
- 大浴場
- 子ども
- Wi-Fi
手順4:同じ指摘が複数あるか確認する
一つの投稿だけでなく、同じ内容が続いていないかを確認します。
手順5:公式サイトで設備を確認する
最後に、口コミで気になった内容を公式サイトで確認します。
分からない点は、予約前にホテルへ問い合わせましょう。

予約前の口コミチェックリスト
- 最近の口コミを確認した
- 自分と同じ旅行目的の投稿を確認した
- 予約する部屋タイプの口コミを確認した
- 清潔さに関する具体的な内容を確認した
- 騒音について確認した
- 食事プランが同じ口コミを確認した
- 大浴場までの移動を確認した
- 駐車場の場所と料金を確認した
- 同じ低評価が繰り返されていないか確認した
- ホテル側の返信を確認した
- 投稿写真を確認した
- 公式サイトの情報と照らし合わせた
よくある質問
口コミは何件くらい読めばよいですか?
すべての口コミを読む必要はありません。
まずは最近の口コミを5件程度確認し、その後に低評価口コミや、自分と同じ旅行目的の口コミを確認すると効率的です。
口コミ数が少ないホテルでは、投稿内容だけでなく、公式サイトや地図サービスの情報も確認しましょう。
高評価のホテルなら安心ですか?
評価が高くても、自分の希望に合うとは限りません。
食事の評価が高いホテルでも、館内の移動が多かったり、駐車場が遠かったりする場合があります。
自分が重視する項目を個別に確認しましょう。
低評価口コミがあるホテルは避けるべきですか?
一件の低評価だけで避ける必要はありません。
低評価の理由と、同じ指摘が繰り返されているかを確認してください。
古い口コミは参考になりませんか?
建物の構造や立地に関する内容は、古い口コミでも参考になる場合があります。
一方、食事、アメニティ、接客方法などは変更される可能性があるため、新しい口コミを優先しましょう。
予約サイトごとに評価が違うのはなぜですか?
利用者層、投稿数、評価基準、掲載されている宿泊プランなどが異なるため、評価に差が出る場合があります。
複数サイトを見る場合は、点数を単純に比べず、具体的な口コミ内容を確認しましょう。
まとめ
ホテルの口コミを見るときは、総合評価だけで決めないことが大切です。
特に確認したいのは、次の項目です。
- 投稿日
- 旅行目的
- 部屋タイプ
- 清潔さ
- 騒音
- 食事
- 大浴場
- 館内移動
- 駐車場
- ホテルからの返信
一つの口コミだけで判断せず、複数の投稿に共通する内容を探しましょう。
予約サイトで口コミを確認し、気になった点を公式サイトやホテルへの問い合わせで確認する方法がおすすめです。
予約サイトとホテル公式サイトの比較方法については、
ホテル予約サイトと公式サイトはどちらがお得?で詳しく紹介しています。
※掲載されている設備、サービス、食事、駐車場などの内容は変更される場合があります。宿泊予約前に、予約サイトおよびホテル公式サイトで最新情報をご確認ください。
